マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

雑記

傷の跡

それは右手の甲、人差し指と親指の直線状に交差するあたりにある。 ここのところは常に寝ぼけているのか、年齢の割に機敏な動きができずに歩いて振り回している手を不意にどこかにぶつけることがままある。そうすると何かに引っかかったような傷ができる。皮…

優しさの決闘

バスで通勤している。東京で暮らしているのに電車通勤じゃないっていうのは意外と珍しいかもしれないけど、高校を卒業して以来10年経過して、理解したことは縦に移動したいならバスが最良の選択という事実だ。電車と違ってバスはあまり利用されていないよう…

思い出の削り節

何か、週に一回、ともすれば月に一回くらいのペースで誰かに読んでもらえるようなものを定期的にきちんとした形で出していきたい。では何が自分にできるのだろうかと考えた時に特にこれといった自分の強みに当たるようなものが出てこない。ならばやはり書評…

物語の紡ぎ方を考える その1

何かを書くか。 物語を紡ぐに、まず結論すなわち伝えたいことが必要なのだろうか。いや必要なんだろうな。嘘をつくのにも、明確な目的なく行き当たりばったりでその場をしのぐために嘘をついていたらいつか崩壊してしまうだろう。物語も一本筋が通ったものじ…

キャッチボール

あと1, 2時間もすれば日がすっかり落ちてしまうくらいの、広々とした公園から健全な親子たちが立ち去った時間になって僕たちはキャッチボールを始めた。キャッチボールは徐々に距離を広げたり、投げるボールのスピードを速くしたりするが、僕らはそんなこと…

メモ

何か書くことすらサボっていた、でも何もしたくない。なんでだろうか。仕事は適度に忙しく、厳密には今は暇だがやることはある。本を開いても集中できるわけでもなく、キーボードに向かっても指の動きも徐々に鈍っていき、白い紙とボールペンを前にしても特…

午前中のシモネタ

おっぱいが好きだ。思春期の女性のおっぱいの話を流し見した。これを書いたのが40代男性だとしても、俺は許すよ。 anond.hatelabo.jp 自分の身体の一部が、自分の意志とは関係なく膨らんでいく感覚とは、どのようなものなんだろうか。このまま大きくなり続け…

どうでもいいこと

ちょっとした忙しさと未完成な文章が積もってブログを書いていなかった。ブログが毎日書けるような暇さはあんまり好きじゃないけど、毎日メモ帳に向かって何かを考える時間はやはり欲しいなと思う。 ーーーーー 目を閉じて、少し指の平で圧をかけると、作り…

オレと多様性

オレオレ詐欺が何故普及してしまったのか。 それは、電話越しに聞く声は本当の声ではなく、電子的に変換されたテンプレートの声の一つだから聞いたときに人間の脳みそがその人のものだと補正してしまうためである…みたいなことをつい知識をひけらかすのが好…

穴を掘る vol.2

“なんか、PinterestとかTumblrで自分の好きなものを集めるのって、限界があるというか嗜好の指向性が測れない気がしていて、いや、ある程度の方向性は分かるんだけど、むしろ嫌いなものとか嫌だなって思ったものを集める方が見返しはしないけど、自分の事が…

穴を掘る vol.1

自分の昔のツイートを掘り起こしている。書くことが思いつかないから種にしてやろうと思って、過去を遡っている。さながらタイムマシンだ。 書きたいことというのは、大抵まず不満や妬みなどのネガティブな衝動から芽生えてくる。「いーや、俺はポジティブな…

ポスト◯◯とイノベーション

何を読んでそう思ったのかは忘れてしまったが、ポストモダンやポストロックなどの「ポスト◯◯」の◯◯に当てはまるものとは、イノベーションを起こしたものなのであると年明けごろに気がついた。◯◯ = イノベーション の式が成り立つもののことだ。 そもそもポ…

文章から湧く量感

警備員10人に聞きましたはアウト おまわりさん10人に聞きましたはセーフ ミュージシャン10組に聞きましたはアウト レゲエミュージシャン10組に聞きましたはセーフ 40代10人に聞きましたはアウト 東京大学を卒業した40代10人に聞きましたはうーんアウト 東京…

ウマ / 終わりの設計

金曜日だし、二週間ぶりに何か書いた方がいい。 仕事のリフレッシュにもなるだろうしね。ここ最近は、なんかコーディング仕事にぶっこまれてしまったので考えに思いを巡らせる時間が少なくて書き物をしたいなと思う気持ちの余裕がなかった。今日は比較的余裕…

期待を、つづける

そういえば今週は何も書いてなかったな。 他人に期待してはいけない、と最近はインターネッツを漂流していてしばしば見るようになったと思う。個人的には何とも寂しい風潮が蔓延しているなぁと思ったりするものの、やはり他人に小さく期待して裏切られて、ち…

コンプレックス・エンジン

子供の頃の原体験がやりたいことや自然と湧き上がる欲望に密接に関わっている。梅原大吾の慶應義塾大学で行われた講演を聞いていて感じた。彼は様々なコンプレックスを抱えている。著書からもそれが読み取れる。世の中ではコンプレックスはその人以外から見…

蓋された欲

娘の誕生日に手作りのおもちゃ ― ちょっとしたプリンターのようなもの ― を送っていた父親のブログが僕のタイムラインに流れてきた。ほれほれと読んでいると、5歳の娘から「これこれこういうものが欲しい」という要望から受注を受けて、作ったそうだ。その光…

明日と足跡

このマツコ・デラックスのインタビューが非常に面白かった。 “電波芸者”マツコ・デラックス インタビュー Webメディア/ゲイについて - KAI-YOU.net なかでも ”たとえゲイであろうと、ヘテロであろうと、既婚者だろうが、独身だろうが、人間って生きづらいの…

秒針を消す/初夢/全身脱毛

会社のMacBook Proの時計表示の秒表示を消しました。見つめていると、すごい勢いで時間が過ぎ去っているような感覚が秒数の変更とシンクロして、不安で押し潰されそうになったので。 ーーーーー 初夢を今朝見た。正確には多分、覚えていなかっただけで夢を見…

呪いは明けたか

あけましておめでとう、自分。 昨年末、末も末から恋愛運が向いてきたのか分からないですが、今のところ順調っぽいですね。ようやくあなたは二年間の呪縛が解けそう、というか振り切れるくらいになったんでしょうか。魔女によってカエルになってしまったどこ…

ふりかえり

こういう考えを持ったのは、誰が言ったか「三つ子の魂百まで」それ曰く記憶が芽生える小さな頃からではなかった。日々の生活で醸造されてきたものだった。あの時全能感を持ったままに過ごしていくうちに何かのはずみで自分は ”そうでもない人” だと気付き、…

ニワトリ頭

月曜日だし、何か書いておこうという気持ち。この毎週湧き上がってくる気持ちは嘘ではないけれど、しかしながら書くようなテーマや出来事は全く無いのである。周りの群衆は気持ちが先か、出来事が先かと話し合っているのをたまに耳にするけれど、それこそニ…

ごはんはおかず

僕「メシ行くか」 某「何食べます?」 僕「1000円以内で美味いメシ」 という微妙に噛み合わない会話を引っさげて、何も決めずに会社を出て昼飯を探す。渋谷には ”1000円以内のメシ” と ”美味いメシ” はあれど、その中間点、そう今あなたの頭に浮かんでいるベ…

狂い聴き

僕は同じ曲を飽きるまで聴き続ける癖がある。今はT-squareの宝島を聴き続けている。多分YoutubeとiTunesを両方合わせるとおよそ300回は聴き続けているだろう。ちなみに最高回数はThe band apart の夜の向こうへで約1000回聞いている。アコースティックバージ…

20161209 - 日記

腹が立つことがある。腹が立つというのは本当にお腹が膨れて立ち上がってしまうわけではなくて、ちゃんと何かに怒っているということだ。自分に腹が立つという言い回しもあるけれど、大抵の場合は自分以外にも対象があって、それに対して怒りを覚えている。…

人食いの大鷲トリコの触りで感じたこと

トリコを2時間弱やってみた感想。 トリコがめちゃくちゃ可愛い。トリコは画面上にしかいないし、3Dモデルで出来ている偽物の生き物ということは脳みそでは分かっているつもりなのだけれども、しかしトリコがまさしく動物の動きをしているから生きているもの…

UECを卒業して6年経って感じる寂しさ

この記事はUEC Advent Calendar 2016の7日目の記事です。前日はrbsd66さんの「プレゼントを選ぶのって中々しんどくない?」でした。プレゼントは大抵自分が欲しいものをあげてます。手紙を添えれば安心安全。 ーーーー こんにちは。UEC卒業6年目、11卒のふじ…

平凡な物語

普通、物語の主人公は周囲が慣習として受け入れているものに対しての異変に気付くタイプが多い。年に一度は森の主に村の生贄を出さないといけない風習に異を唱える主人公。異種族を好きになってしまい種族の対立に巻き込まれて好きな人を好きと言ってはいけ…

この世界の片隅に を観た。

この世界の片隅にはせっかくだからテアトル新宿で観ようと思ったんだけど、池袋HUMAXで観た。字幕付でした。 僕は広島市出身で。冒頭の川筋と産業奨励館(現在の原爆ドーム)、おそらく福屋のよく見たことのある建物、ちょっと過剰なまでの広島弁を見て聞い…

鍵と錠前

暇なときは毎度キーボードに向かって何かグチャグチャしたものを誰かにぶつけたい。スペインのトマト祭りは赤々としたトマトを投げまくった結果グチャグチャになるけれど、僕が日々している行為はハナからグチャグチャなものを投げつけて僕もこれを読んでる…