マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

明日と足跡

このマツコ・デラックスのインタビューが非常に面白かった。

“電波芸者”マツコ・デラックス インタビュー Webメディア/ゲイについて - KAI-YOU.net

なかでも

”たとえゲイであろうと、ヘテロであろうと、既婚者だろうが、独身だろうが、人間って生きづらいのが当然だと思ってる人なのよ。結婚したから孤独が解消されるかっていったら絶対ないし、血がつながってるから100%理解し合えるかっていったら、絶対そんなことない。自分自身が他者に100%理解してもらえることなんて、絶対にないって思ってるのね。だから、アタシが自分の体験を語ることって、実はそんなに意味がないと思ってる。”

ここが好きだ。

 

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自分の体験を語ることに意味はないと言っているけど、それはおそらくテレビの電波に乗せる意味がないということだと勝手に理解した。逆に自分がこの小さなブログを書く理由は多分ここにあって、自分も自分を理解できてないことがたくさんある。記憶をどこか彼方に忘却してなかったことにしてしまう。だからこそブログを、手紙を風船につけて空に飛ばしている。誰かが読むのもそれでいいし、自分が改めて読んでみて自分を理解できる。勝手に思い込むのは誰か他人や組織だけじゃなくて、自分ですら自分はこういう人間なんだと思い込んで囲い込んでつらい思いをしたりしてしまう。自分が行くべき道なんて誰も指し示してくれないし、正しい方向に向かっているかすら暗中模索の五里霧中ってやつなんだから、ヘンゼルとグレーテルみたいにパンくずを進む度に落としていって、進んでたり戻ってたりグルグルと回ってたりを確認しておかないといけない。それが僕にとってのブログの役目。