マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

読書感想文

読書感想文: <効果的な利他主義>宣言!

なんかラノベみたいなタイトルだなと思いつつ。この本を、というかこのマッカスキルという著者を知ったのはクーリエ・ジャポンの記事を読んだことがきっかけだった。 この記事は、最も効率的に、今どきで言えばコスパの良く、人類に影響を与えられるのかを示…

Gのレコンギスタ 劇場版5部作見た

Gのレコンギスタ 劇場版5部作を全て鑑賞しました。 土日の二日間で一気に見たので、まだ消化しきれないところもあるけど、なんとなく鑑賞して湧いてきたことを書く。 初期設定は富野監督が神なら? Ⅳ、Ⅴの鑑賞の前に様々なインタビューを読んだ。大体似たよ…

読書感想文:トーフビーツの難聴日記

はじめに Tofubeatsはかなり前から知っている。僕の大学時代の親友Kが今や死語になりつつあるB-BOYだった。見た目だけでなくラッパーで、今でも曲を出している。僕の日本語ラップの知識は全てKからいただいたものだ。毎日Kの家で一緒に過ごしていた。 Kはネ…

20220622

先日のブルーノ・ムナーリの流れで社会との関わりとクリエイティブについて書いたが、また別の本にて似たような記述があった。21世紀の道徳という最近出た本で、400ページほどある中の343ページ目。仕事とアイデンティティのパラグラフで、ノルウェーの哲学…

読書感想文:ブルーノ・ムナーリ「ファンタジア」

今、ブルーノ・ムナーリ著の「ファンタジア」を読んでいる。内容は「クリエィティブとはどういうことか」を分析している。大体7割ほど読んだ。この時代の書籍はマクルーハンの「メディアはメッセージである」のようにテキストと写真を複雑に見せるのが流行っ…

幸せであることを願う 読書感想文:「利他」とは何か

「利他」とは何か を読んだ。 「利他」とは何か (集英社新書) 作者:中島岳志,若松英輔,國分功一郎,磯崎憲一郎 集英社 Amazon 今年の春、まだ長袖でも心地よい時期に買った本だ。友人に今読むべき本としてオススメされて即買ったのだが、本を読む習慣が子育て…

読書感想文:批評理論入門

批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書) 作者:廣野由美子 中央公論新社 Amazon 批評理論入門を読んだ。数ヶ月前にはてブでホッテントリに入っていたので、即買った。しかし、面倒臭がり屋な性格が災いして完読まで数カ月を要してしまった…

感想文:ラヂオの時間

この週末、何本かAmazonPrimeとNetflixで映画を見た。夜が暇だったのもあるし、アクティビティをする気持ちにならなかったこともあって。その内の一本が、三谷幸喜の名作と名高い「ラヂオの時間」だった。以下Wikipediaのあらすじを荒く要約したもの。 とあ…

難しい本を読むこと

難しい本を読むのは難しい。”読んでいる” 感覚はあまりなく、”見る” もしくは ”文字をなぞる” といった方が正確なのだろうが。考えながら、理解しようとしながら読んでいるつもりも、理解が追いつかずページを一枚めくる度によく分からない言葉が頭の中にな…

読書感想文:出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと

「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」という本を会社の人に貸してもらったので読んだ。「愛のままにわがままにぼくは君だけを傷つけない」みたいに長いタイトルの本だ。 内容は主人公で作者の菜々子さ…

最近面白いと思ったもの 20180416

最近面白いと思ったもの jp.automaton.am 3DSではカセット一つ、プレイヤー複数人プレイができるゲームはいくつもあれど、PS4やSteamでこういう無理矢理感あふれるアプローチは初めて見たかもしれない。過去にはあったが、それがゲームの面白さと見合ってな…

リビング ザ ゲームを観た

昨今世間を賑わせているe-Sports。その界隈の中でも、格闘ゲーム界の一部を切り取ったドキュメンタリー。20年以上業界を引っ張ってきた梅原大吾と先日発表された団体のJeSUのライセンスを唯一受け取らなかったももちに焦点を当てていた。いくつか気になった…

読書感想文:暇と退屈の倫理学

今年1月に買って、二、三日程度で250ページほど読んでからすぐインフルエンザに罹ったり、そのまま長期休暇に入って旅行に行ってしまったので結果的に読み切るまで2ヶ月ほど掛かってしまった。この本と出会ったのはいつだったか、会社のランチを終え、青山ブ…

貧乏暇無

WIRED vol.30 國分功一郎と熊谷晋一郎の対談で「アイデンティティ」をテーマに二人で語っている。次に読む予定の本が「中動態の世界」なので、一旦読んでおこうと思ったのと、メモったのでそれを貼っつけておこうと思った。 各章に対して、抜き出したり、ま…

読書感想文:手書きの戦略論

2年前くらいだったか、まだ自分の席が端っこだった頃。会社で話題になっていたこの本。めちゃんこ良い本だから、プロデューサー陣は全員読んどけよと社長から配られているのを見ていたフロントエンジニアがいた。僕だ。そしてちょうど今年一年戦略立案から関…

読書感想文:イシューからはじめよ

「イシューからはじめよ」 この本は半分以上課題図書的な感じで読んだ。課題と言っても会社からの厳命というよりも自分の中で早いうちに読んでおかなければいけない本の一つとして心の本棚にそっと仕舞ってあった。会社の移転祝いとして寄贈されて、誰かが持…

読書感想文:戦略の教室

「戦略の教室」 会社に置いてあったこの本を手に取った。まさか古代の中国の戦争における戦略なんて書いてないだろうと思いつつ、出版社のダイヤモンド社と、筆者の肩書のビジネス戦略コンサルタントと、うちの会社がマーケティングの会社だと自分で言ってる…

読書感想文:知らない人に出会う

「知らない人に出会う」 自分が何か行動を起こすときは目的もなくただなんとなくが8割を占めるのだが、この本に会ったのもただなんとなく本屋に行ったときになんとなく目についたときだった。そして、可愛らしい犬のおしりと印象的な黄緑のタイトルと帯を見…