マレーグマの頭のなか

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読書感想文: <効果的な利他主義>宣言!

なんかラノベみたいなタイトルだなと思いつつ。この本を、というかこのマッカスキルという著者を知ったのはクーリエ・ジャポンの記事を読んだことがきっかけだった。

この記事は、最も効率的に、今どきで言えばコスパの良く、人類に影響を与えられるのかを示している。

 

感想

利他主義だから人類に対する貢献ということなんだけど、対象が人類過ぎる。個人的には、人間という種族がこれ以上増えることは本当に必要なのか?と思ってたりもするので(かなり選民思想で、世界ランク上位だからこその話だけど)、日本人一人を救う金で最貧国の100人を救った方が価値があるというのは理屈は分かる。地球環境的にはどうなんよと思ったりするものの、言ってることは理解できる。

直接的な関与よりもお金を寄付してNPOのような機関に援助してもらう間接的な関与の方が救える母数が増えるので効果的であるというのを数字を示しながら非常に分かりやすく説明している。

ものすごく端的に言えば、どこかの子どもが心臓病で渡米して手術するのに数千万円掛かるので寄付してください!というクラウンドファンディングに金を出すよりも、アフリカの子どもたちの為にポリオワクチン打つために100円寄付した方が救える総数があるのでそっちでいいじゃんという考えだ。

まぁ思ったよりは面白くなかったけど、こういう考えも確かにあるよねという感じだった。

別の話

この本は3,300円するのだが、今回は買わずに図書館で借りた。カーリルという全国の図書館の在庫確認ができるサービスで、調べたら最寄りにあることが分かったので。自治体の図書館を借りるのは初めてだったけど、結構簡単に借りられるし、在庫も割とあるし、近所に支店みたいなのもあるので結構便利だなと思った。絵本も借りることができるようだけど、子どもがビリビリに破いたりしないか心配なのでそのへんは少し様子見しながらでいきたい。

2週間の期限だが、2日で読んでしまった。期限あるうちに読まないとなーって思ってるとなんだかんだ読み進めてしまう。こういう副次的な効能があるのも図書館で借りることのメリットかもしれない。