マレーグマの頭のなか

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読書感想文:批評理論入門

 

 

批評理論入門を読んだ。数ヶ月前にはてブホッテントリに入っていたので、即買った。しかし、面倒臭がり屋な性格が災いして完読まで数カ月を要してしまった。しかも最後の方は駆け足で読んだために内容が頭に入っていないのでアレなんだが…。

 

ただ、内容は面白かった。第一部で小説を書くにあたって要素を並べ、第二部で具体的な批評の方法を様々な角度で行う。主旨が明確で分かりやすい本だ。何かクリエイティブなことをしている人は、第二部を読むことをオススメする。なぜなら批評に晒されることで、自分の内にあるバイアスや環境や時代を透かすことができるからだ。複数人でアイデアを出し合うピクサーがなぜ批評に耐えうる作品を作れるのかはここに掛かっているんだろうな。と、読んだあとにAmazonのレビューを読んで首肯していた。なるほどね。おすすめです。