マレーグマの頭のなか

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ムーンプリズムパワー

眼鏡のレンズを替えた。金縁の、髪を金髪にしていた当時買った代物のレンズを。

理由はいくつかあって、当然ながら目が悪くなってきたことが第一に挙げられる。PCを使って仕事してると夕方にはもう目が疲れて、その後画面を見たくなくなっていた。その他にも、元々メインで使ってた眼鏡を飼い犬によって破損させられたこと、行きつけが渋谷の奥なので人が街に少ないウチに行ってしまおうという下心が出てきたことなどもあった。

GW前に大井町にいかなければならない事情があったので、その帰り際に渋谷に寄った。通り道にある各百貨店は緊急事態宣言下で見事に閉まっていた。坂の上を登った先にある渋谷PARCOも閉まっていたが、一階のピロティ的広場では小さい子とお父さんが、手押し車で遊んでいて、これでいいじゃんという気持ちにもなった。

眼鏡屋に着くと数人の行列ができていた。人数制限を設けており、レンズを替えたいだけなんだけどなー早くしてほしいなーと思いながら待っていた。数十分待った後、通常通りの視力検査を行った。自覚があるように左目の乱視が酷くなってるんだろうなーと思ってやっていたら、なんか奥行きの感覚を確かめる検査が上手くいかない。「4つの棒がありますよね?」「いや、7つですね…」「あっ…」みたいな感じ。その後、「僕ではできない検査があるので、ボス呼んできますねー」と言われ、どうしたどうしたって感じでイケメンおじの店長がやってきて、改めてひと通りの検査をした後、今までしたことの無い検査をした。その結果わかったのが、僕が「内斜位」だったことだ。

「斜視」は聞いたことがあったが、「斜位」は初めて耳にした。「斜位」とは目をつぶった状態で内外どちらかに黒目が寄っている状態、NHKの番組で以前「隠れ斜視」として「斜位」が紹介されていたらしい。僕のような内斜位が続くと、目を開いた状態で外側の筋肉の収縮が起こり、こめかみなど側頭部での頭痛が起こりやすくなるらしい。眼精疲労でよくその部分が痛くなり、指でほぐしていたのでずっとそうだったんだろう。まさか病気というかそういう症状が続いていたとは考えたこともなかったので、すべてが腑に落ちた。

新しいレンズではプリズムを入れることで光の入射角を調整し、通常の目の位置に近くてもちゃんと見えるようにしたので目の疲労を感じることが少なくなった。いやー、知らなかったけど意外とこういうこともあるので、久々に日記を書いた次第であります。またちゃんと日記書けるようにします。