マレーグマの頭のなか

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一人暮らしと他人数暮らし

一人暮らしの頃、彼女がいなかったときでも毎日が楽しかった。それは仕事帰りに新宿のルミネや渋谷のパルコに寄って買い物をしたり、休みの日はアテもなく歩いてみたり友達を急に連れ立って飲みに出かけてみたりと自由を感じられたから。いつまでも独身でも楽しいかもなと思ったりはした。まだ独身だったらコロナ禍でも出歩いていたかもしれない。

結婚してからは妻と毎日生活するようになった。一人ひとりで行動することはほとんどなく、友達と飲みに行くことも少なくなった。犬を飼い始めた。犬に留守番させるのもかわいそうだし、休日に二人で外に出かけることも減った。コロナが蔓延した。仕事もリモートワークでやるので、一日中家にいることが増えた。最寄り駅に行くことすら一ヶ月に一回あるかないかに激減した。子どもができた。まだ小さいから外に出せないのもあり、もっともっと家にいる。確かに独身の頃より楽しくはないかもしれない。

でも、幸せの総量は増えたと思う。毎日幸せを感じながら生きている。子供の成長が毎日感じられる。家という閉塞的な空間にいるからこそ、家族に対するいろいろなことに幸せを感じるようになった。

楽しいことが今少ないならば、これから家族とともに増やしていけると思う。