マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

呪いは明けたか

 あけましておめでとう、自分。

 昨年末、末も末から恋愛運が向いてきたのか分からないですが、今のところ順調っぽいですね。ようやくあなたは二年間の呪縛が解けそう、というか振り切れるくらいになったんでしょうか。魔女によってカエルになってしまったどこかの国の王子様的な、悲劇的なナルシシズム寄りな気持ちをずっと呪いとして抱えたままだったような。それは流れた月日が精算してくれたのか。それとも十日ほど続く毎日のやり取りのおかげなのかはまだ分かっておらず「こんなこともあるんだなぁ。いや、むしろこんな感じだったかもな」と久しく湧き上がるこの感情や身体的な違いを感じています。

 

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 今まで深く悩んでいたこともパーティに担ぎ込まれた生ハム原木のようにスリムに削ぎ落とされたところで、今年はどんな年にしようかと、会社のデスクに座りながら考えているわけです。去年の自分はどうだったかと振り返ると「若いころの真似事をしてみました」というのがピッタリな気がしています。

 学生ぶりにしたことがたくさんありました。深夜バスで旅行したり、青春18きっぷを使って実家まで帰ったり、夏休みはキャンプをしたり、友人と度々キャッチボールをしたり、毎週末のように友人宅に集って録画したブラタモリを見たりゲームをしながら宅飲みをしたり。なんだか大学生に戻ったような気持ちで毎日過ごしていました。ただ、気持ちまで学生気分になってしまったのか、自分に足りないものまで浮き彫りになったような気がします。

 おそらく以前にも書いたかと思うのだけれど、自分に足りないものは「欲」なんだなと気付かされました。快楽と欲は似ているようで違っている。やりたくないことは多けれど、やりたいことはほとんどなく、何か時間やお金やコンテンツを消費するだけで生きていました。今年はお金や何やらを消費するにしても、何か作り出すことを目標にしたいと思いました。それが文章だろうが映像だろうがなんだろうが、自分の快楽のためだけでなく、他人に何か与えられるようなものを産み出せたらなと。