マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

ラスアス2日記 九日目

 

アビーがオーウェンを追って水族館へ向かっているところからだったな。シアトルのリトルチャイナを通って、セラファイトの巣に潜り込んでしまったところで捕まってしまう。海外にも神戸・横浜中華街の縦に「中華街」って看板が鳥居みたいなやつがあるんだな…。

 

捕まって絞首刑になる寸前でセラファイトに裏切り者と呼ばれていた二人のアジア系の男女、ヤーナとセブ(クソガキ)に助けてもらう。敵の敵は味方ってことでキノコマンだらけの森を一緒に抜けて、空いているキャンプカーに乗り込んで休憩する。彼らを逃したり、ヤーナの折られた腕を固定したりとアビーにも強い憎しみだけでなく慈悲の心がある、というよりもそちらの方が強い人間なんだとアピールが入る。

 

クソガキの方にはまだ敵対心があるみたいなので、一言忠告だけしてアビーは水族館へ。真夜中に港を抜けて、船を抜けて水族館へ着。途中でシャンブラー(一番強いキノコマン)が出てきた辺りでアビー編中盤の盛り上がりを感じた。中ボス。

 

水族館でオーウェンに会ったら、もう殺しはしたくないと言っていた。ダニ―を撃ったのは、そうWLFを抜けるとダニ―に溢したら銃を向けられたので咄嗟にやってしまったと。その後アビーとコトをいたすわけだが、アメリカンはそういうので盛り上がるもんなのか…?謎すぎる。隣で見ていた妻は「メルへの裏切りか!?酷い!!」って言ってたけど、アビーもオーウェンも未練たらたらなのが見て取れたからまぁなんとも言えん。ただ、こういうのは現在の倫理観で作られているとはいえ、向こうの世界の倫理観とはまたそれは違っているはず。本能・野性的な部分が色濃く出てくるとは思う。

そういえば、現在から4ヶ月前、アビーがジョエルの弟の居場所が分かったのでオーウェンに一緒に行ってくれるようにお願いをしにいく。水族館がオーウェンの手によってクリスマスの楽しい雰囲気に飾られていた。そんな折にアビーから、ざっくりいえば殺しの依頼が来るわけだが、これは1のトミーと同じような構図に見える。平和な雰囲気や安定を壊すか否かを迫られる。得てして安定というのは急に外的要因によって壊れるんだなと思う。

 

こんな感じで終わったかな。アビーのステータスを見る感じだと割と終盤に入ってるように感じた。前作と比較すると結果的に2倍くらいのボリュームになってる。

ラスアス2日記 八日目

 

アビーを追って水族館の中に入ると、そこにはメルとオーウェンがアビーについて口論している様子で、アビーの場所を聞く間もなく抵抗されたエリーはオーウェンの腹を撃ち、その後メルもナイフで刺し、二人とも殺してしまう。メルが妊娠していることに気付きPTSD過呼吸になりその場でうずくまった瞬間、ジェシーとトミーが到着する。そのままディーナがいる劇場へ帰還する。

終盤に差し掛かったせいか、あらすじが多い。しかも数分の出来事なのに…。

 

朝起きて外に出ようとしたタイミングで大きい物音が出口の方からしたので向かい、扉を開けたそのときジェシーが顔面を撃たれて死亡。まさかこんなダサい、モブのような死に方をするとは思わなかった。これは女性がヒーロー男性に助けられることはない、自分でしか自分を助けることはできないという暗喩だろうか。現実は非情ということか、何にせよ男は死んだ。トミおじは拘束され、エリーがアビーに止めてほしいと懇願したタイミングでアビー編に移り変わる。

 

最初に操作したキャラがアビーだったので、もう一度くらいはあるだろうと思っていたがこれはダブル主人公のゲームだった。そして、書いていて思ったが、ディーナ=メル(妊婦)、ジェシーオーウェン(元カレ)、アビー=エリー(主人公)という全く同じ関係性を持つ二組ということは、やはりディーナは確実に殺されてしまうだろうことは分かる。おそらくアビーとエリーの処遇だけは生死で変わってきそうだなと感じる。

 

アビー編で分かることは、ジョエルが殺したワクチン開発の執刀医がアビーの父であるということ。序盤にラスアス1のラストシーンでやった執刀医を殺してエリーを助けるシーンを何故やらせたのかというと、ラスアス2だけをやった人も同じことに加担させるためだろう。違和感はあったが、まさかそういうことだとは。

アビー編がシアトル1日目から始まる。エリーが探し回っていたタイミングで、何をしていたか、そして、WLF達が何を目的に今動いていたかが分かる。正義の反対はまた別の正義とはよく聞くクリシェを思い浮かべる。一面ばかり見ていてはいけないと、ジョエルを殺した側にもその理屈はあるし、WLFを殺すしかなかったエリーにもあるし、セラファイト(スカー)を根絶やしにしようとするWLFにも何か理屈や意図がある。

 

とりあえず、一日目はジャクソンでジョエルを殺したときに確執が生まれたメル(メルは残忍に殺す必要はなかった派)と和解するためのセクションと、セラファイトがどのような思想を持つ集団なのかを学ぶセクションのようだ。また回想でオーウェンとアビーが過去どのような関係だったかを水族館で知ることができた。父親公認の関係でもあるが、今は決別しているところを見るとさらに何かあったように思える。そんなオーウェンがWLFを裏切って仲間を殺したの報せから、オーウェンを探しに行く。そして、WLFはセラファイトが基地にしている沖合の島に攻め入って、根絶やしにする作戦だとWLFのボスであるアイザックが言う。

 

関係性が膨らみすぎて、あらすじを書かないと何をやっていて何故そう思ったのかが伝わりづらいと思ったけどほぼほぼネタバレになってしまう。まぁ、日記だしええか。

ラスアス2日記 七日目

 

割りとやってしまったせいで昨日なにやったっけ…?ってなっている。

 

WLF隊員のノラを探しに病院に一人で向かう。途中で口笛で互いに合図を飛ばし合う組織に出くわす。それはスカーだった。スカーはセラファイトが正しい名前の組織らしい。WLFのように人だけがたくさんいる組織ではなく、組織的な動きができる軍隊・精鋭部隊のような印象を受けた。

追っかけた先で、胞子が蔓延した空間に落ちてしまうがエリーは抗体を持つためにノーダメ。呼吸が満足にできず苦しんでいるノラを追い詰めた結果、やっぱりファイアフライの残党であることが判明。最初の推測は当たっていた。ノラを鉄パイプでジョエルのときと同じように殴って尋問する。その後、エリーはディーナとジェシーのもとに戻るも、銃や刃物で人を殺すのとは違う殴って殺すというダイレクトにその重みが跳ね返ってきたためか、肉体的だけでなく精神的にも疲弊した表情だった。

翌朝、ジェシーと共にアビーがいるかもしれないとノラから聞き出した水族館に向かう。探索パートの距離が徐々に長くなっている。ボートに乗って、氾濫した川から海へ出て向かった。途中でジェシーと二手に分かれる。エリーがかなりのピンチになって、ジェシーが命と引換えに間一髪のところで救うという姿が見えた。もしくは、トミおじをジェシーが救って途中で合流。ただ、ジェシーとディーナのどちらかが死亡。みたいな感じだろうか。

 

ノラを追いかけるところで探索をしようとした結果、ゲームオーバーになってしまうってのを5回位やってしまう。4chanの画像の「男女で買い物のとダンジョンを周るときの行動の差」がまんまと当てはまるほどにダンジョンは隅々まで見てしまう。ラスアスは途中で引き返すことができなくなるような鼠返しが多すぎて、こっちは寄り道ルートかなみたいなノリで進むと正規ルートで行きたかった場所にいけなくなるみたいなことが多くて困る。俺みたいなとりあえず自分が満足できるくらいには探索したい人にとっては「はぁ、またやっちまった…」となる。かといって、毎度セーブするほどではないし、後悔だけが積もっていく。

ラスアス2日記 六日目

 

WLFに焼き討ちされた街を歩いていると、急に男に羽交い締めされて驚いているとそれがジェシーだったことを知る。多分これまでジェシーについて話してないが、エリーの現彼氏で、ディーナの元カレという複雑な男だ。ラスアス1でもほぼ見てないアジア系の男。街のパトロール隊の中でも結構優秀っぽい、が今は足を怪我してる。そんな彼とヤバヤバな状況を脱出。

 

トミおじは見つからず、ディーナの元に二人で戻る。ジェシーの子を身ごもったことを隠しながら献身的にジェシーを看護するディーナを見て、エリーは複雑な表情をしていた。それはここまで一緒にやってきたディーナに対して愛情が、付き合っていたはずのジェシーよりも湧いている様子だろう。エリーを面倒だと思ってたくらいのジョエルが、旅をするにつれてエリーのこと娘のように感じるようになったものに似ているように思う。ディーナのことを元々嫌いじゃなかったとはいえ、物語が始まる前からの最初の気まずさすら愛おしい思い出に変わっていく。ここで少し嫌いになって、おそらくディーナが死んでしまってそのエゴな感情にエリーは後悔するだろうか。

 

劇場に帰ってきた夜、多少怪我をした箇所を縫って、そのまま深夜に二人を置いてWLF隊員がいると思われる病院に向かう。なんとなく体調不良の二人を慮ってというよりも、二人を一緒にしておこう。私はおじゃま虫なんだという感情に振り回されていたように思える。

 

ゲームをしていて「うわーやられたー」って思ったのは、一見すると誰もいないかつクラフト用アイテムが至るところに落ちてる美味しいビルなんだけど(実際エリーも「この街、物資落ちすぎだろ」みたいなボヤキを言う)、用意されているクラフト台で武器を改造しようとすると、隠れていたWLF隊員に後ろから襲われるという罠があった。大体、ゲームとしては探索フェイズ→戦闘フェイズで一章ずつ進んでいく感じで、探索フェイズにも戦闘はあるがそこまで襲いかかってくるキノコマンや人間の数は少ないので、気持ち自体が油断してた。そういう緩急・メリハリを付けるところうまいなーって思った。

ラスアス2日記 五日目

 

博物館を進み二階に上がると、恐竜・古代ゾーンから宇宙開発ゾーンに移る。1のときも言っていただろうか、エリーは宇宙飛行士になりたい女の子だった。だから、このエリーの誕生日の日にジョエルはここに連れてきたようだ。ジョエルはエリーにアポロ11号が発射シーケンスの音声カセットテープとスペースシャトルのピンバッジをエリーにプレゼントする。このへんで(でも、これ回想なんだよな)と考えると悲しくなる。

 

ジョエルと後で合流するために別れ、そのまま進んでいくと人のいた形跡と物音がして急に戦闘パートが始まる。そこらへんに回復アイテムや銃弾が落ちている。壁には過去に住んでいただろう人が恨み節が書かれている。恐怖を煽ったもの、実は戦闘はなく、最後にイノシシが走り去ってジョエルと合流して終わる。最後の壁にはファイアフライのシンボルとLIAR(嘘つき)と書かれていた。戦闘パートがあるように見せかけて実は無いよという嘘と、ファイアフライが崩壊した結果組織だけじゃなく人間関係まで崩れ去ってしまったというようなダブルミーニングなんだろうか。あまり説明がなく意味深過ぎてよく分からなかった。

 

回想から復帰すると、無線からトミおじの現在の居場所が分かったので、体調不良のディーナを置いてエリー一人でそこに向かう。なんつっても犬が襲ってくるのがしんどいが、問答無用で殴り殺してたら妻から小さい悲鳴が聞こえてくる。しょうがないよ生きるためだし。ムキムキの犬が悪い。

 

通り過ぎた街で書類を拾っていくとWLFの残忍さなどが伺える。WLFに街を占領され、WLFに抵抗した住人がFEDRA(連邦災害対応管理庁、これはガンダムでいう地球連邦)と同じように食料や生活必需品を独占するなどやり方が同じだと怒っている様子、その抵抗によって殺されてしまった人たち、俺はあいつらを許さないなど。Googleで検索してもこういうのをまとめてくれてる人がいないので、サイドストーリーというかバックグラウウンドストーリーも凝っているのにもったいないなと思う(自分がやるつもりは毛頭ない)。