マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

暗がり

昨日の解像度の続きを書こうかと思ったけど、また今度にする。

部屋を暗いまま過ごすのが好きで。妻が仕事から帰ってきて、僕が電気を付けずに外から入る明かりだけの真っ暗な部屋で仕事をしているとギョッとされる。僕としては暗い位が丁度いいのだが。僕が上京するまで過ごした広島では、特に平成のはじめ頃は年に何回か台風のせいで停電していた。そうすると、親がろうそくを持ってきて、暗いまま小さな明かりが灯っていて(この明かりもあってもなくても同じような暗さではある)、外では雨と風の音が轟々と鳴っていた。時折雷がピカッと光って、その度に部屋の中で歓声が沸き上がった。停電はしているが、電話線は生きているので友人と「怖いね」なんて電話したり、そういう非日常が好きだった。

過去にも書いてるだろうなと思ったら、全く同じことを書いていた。だよね。これはかなり強い原体験なので、毎回思い出す。でも昔の方がカッコよく書かれてるな。