マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

ちょっと前に彼女と別れた

彼女と別れたので、それについてここに書こうと思ってたんだけど、面倒だったので暇な時にパラパラと書いたら、こういうポエムになった。俺と僕が混在している。文体もめちゃくちゃだ。けど、割と率直な気持ちを書いていると、読み返して思う。

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彼女と区切りをつけた。俺もそんなことを言おうとして、向こうから言ってきたってことは、もう復活はしないんじゃないかなって、そんな気がした。高校からの9年という長い付き合いだったけど、一瞬だったような、強い思い出があんまり無いということなのかな、そんな感じだった。俺は結構全部好きだった。ただタイミングが合わなかっただけだったと思う。全部曖昧な関係だった。

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もう随分と冷め切っていたんだろうと思う。

ずーっと僕の方が冷めていたんだろうと思っていたけれど、そうじゃなかった。相手の方ももちろん冷めていたんだ。特にここ1年、久々に遠距離恋愛をしてみて気付いたことがある。それは物理的な距離というのは何よりも遠く、いくらメールや電話や手紙などの通信手段が発達していていかにリアルタイムにコミュニケーションが取れるからといって、そこに人の温もりがあるわけではないことだ。

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昨日、一昨日と雨が降り、寒く、洗濯物を干すことのできない日々が続き、明日もパンツは同じものを履かねばならぬくらい衣服に困窮している。全ての行動の端々に”彼女”の息吹がかかっているように思えるし、聞いているラブソングは学生時代の俺のことを書いているのかと感傷に浸っている。長く付き合うということは相手がこちら側に侵食してくることを受け入れることで、俺も向こうに何か領域の侵犯をしているのだろう。よもや癖と同じように侵食した側には察知できまいが。別れた途端にその仕草が恋しくなり、気付いてしまう。小学生の時分に大事にしまっておいたまま失くしてしまったキン肉マン消しゴムを見つけたときのような嬉しさもあれば、それで遊ぶ場も使う場も既にそこにはないことに気付きため息をつくこともある。ただただ大人になった自分とすこしカビ臭いそれが手の中にあるだけだ。

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部屋の掃除をしていると、昔買ったものが出てくる。または、彼女から貰ったものが出てくる。自分が買ったものが多いように感じているが、僕はそもそも小物を使わないので買わない人間なので、財布、腕時計やカバンとかはほとんどプレゼントで貰ったものだ。貰ったら使うけど、それがたくさんあるなぁと思った。別れたから捨てるかといえば捨てないけど、モノに対して気まずさを感じている。正確には気まずさというよりも、「お前、いたのか」みたいな感覚なんだけど、ちょっと良くわからない。まぁそんなこんなで、別れました。彼女、作ろう。