マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

怠惰な自分は生きる理由を探す

 

 僕は何かきっかけがないと動けない人間だ。月曜日だとか、誕生日だとか、月が変わった、年が変わった、友達ができた、靴を買った、雨が上がった、いつも撫でている猫に引っかかれた…。25歳から26歳になったことで、2014年から2015年になったことで何か身体の中に化学変化なんてもんが起こっているわけじゃなくて、実際問題、気持ち・気分の問題だ。いや、気持ちってのは脳みそから出る化学物質の変化だから本当は起こっているのかもしれない。好きって気持ちはただの化学物質だとかいう言葉もあるそうだし。

 話しが逸れた。やる気が先かやるのが先かなんて問題があるけど、やれたら行動が先な気がするし、やれなかったらやる気が先だって思う気がする。きっかけなんて本当は無いことに気付いている。目の前にあることをどうにかこうにかやるだけだ。

 何かに依存して理由を付けないと動けない。それはそれで別にいいかななんて思ってたりもする。結局自分は怠惰なんだなぁと感じる。生きる理由を知らないから。事実は生きる理由なんて無いから、物事一つ一つに丁寧に理由や理屈をラベリングしている。ラベルのコレクションを見て、俺はこれだけやった、なんてことを思っている。

 明日は髪の毛を、切ろうと思っている。もう2週間も前から予約をしていて、僕はこれを何のきっかけにしてやろうかと、考えている。全ての出来事はきっかけになりうる。僕は毎日同じ道を通っているかもしれないけど、乗る電車の隣の人は変わるし、渋谷を並走する人の顔色は毎日変わっていることに気付いている。あの子、昨日は赤い靴だったなとか、あのオッサン髪型変わったなとか。きっかけを感じ取れれば、生きる理由が新しいラベルがつけられる、そんな気がする。