マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

過去からの手紙

父親に、僕が産まれてから結婚するまでの写真をもらった。全部で1000枚、2.5GBほどの容量だ。その中で、僕が高校の美術部だったころに描いた50号鉛筆画の絵と、キャプションが写し撮られていた。絵は、大きく砂時計とそれを持つ手が描かれている。そして、その中に自分がいて砂時計を持って見つめている円環構造になっている。

キャプションには、

タイトル:自己観測

自分を見つめるという行為は誰しもができることではない。

人々は日々時間に追われ、自らかかわりを持つものを次々に埋もれさせている。見て見ぬふりをして何も意識することなく過ごしていくと終には全て埋もれてしまう。時間を止めることは不可能だが、過ぎゆく時間をどう生きるかで運命は変わっていく。大切なものを埋もれさせないため自分を見つめなおす行為は確実な平穏に繋がっていく。私は少なくともそのことは忘れない。今一度、自分を見つめ直すことを思い出してほしい。

と書いてあった。15年後の俺は自己観測の大事さを説いていたことなんて覚えてなかったぞ。ただ、似たようなブログは社会人になってから続けているはいるぞ。当時から文章の書き方とか考え方とかあんまり変わってないな。