マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

快復した

 史上最弱のインフルエンザはしんどかったの一言に尽きる。体温は結局38.7℃まで上がり、一日に何度も何度も体温を測った。何度測っても変わっていないのに、しんどすぎて測定された数値が0.1℃下がって少し安心するのを繰り返していた。緊箍児を嵌められたような頭痛は治った後もジンジンと側頭部に違和感を残していった。

 

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 何年もブログをやっているので「こういうこと書こっかな、あ、でもブログに書いたような気がするんだよな」と思って毎度検索する、そして大体書いていない。なんだろうこの感覚は。デジャブとも違う、ある程度確信を持った記憶の勘違い。「こういうこと」はほとんどが自分の中で確固たるものや分かっている癖が多い。いつも思ってることだから書いてるだろーって思ったら書いてない。意外と外に出してないもんだなと。

 

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 病気のとき、快復が近づいたあたりで似た内容の夢をみる。人を殺す夢。熱があるときは大体この夢を見て、汗びっしょりになって、飛び起きる。朝の光とともにスッキリと熱が引いている。僕の中ではあの夢は、きっと熱の原因をやっつけてくれている象徴である。早くこの夢を見て欲しいと思って寝ていた。しかし、今回は見なかった。しかし回復していた。何度も殺した誰かがいなくなってしまったんだろうか。なんとなく寂しかった。