マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

成長の早い植物を飛び越して訓練をする忍者

会社の窓から見える工事現場は、野原だった数ヶ月前からみるみるうちに十数階立てのビルの形状を形作られ、そこにかかる落下防止用ネットが周りのビル風を受けてはためいている。ぼくはその植物のような成長っぷりと比べて、遅々として進まない夏休みの宿題のようななんとも28歳に似つかわしくない成長を役員にアピールしたのだった。

 

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だいたい世の中のものはハイブリッドでグラデーションがかかっているのは分かった上で、ものごとの色を分けようとしているのだから「それはグラデーション掛かっているよ」みたいに言うのは全くもって不粋だし、その発言をして周りがウンウンと頷いた後に不意に殴られても文句言えないと思う。

 

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最近、ノイジー・マイノリティがCMを取り下げさせたりして話題になっている。敢えてクレーマーという言葉を使わなかったのは、ノイジー・マイノリティの対義語がポリティカル・コレクトネスという記述を見て「はえー」となったから使いたかっただけだ。ここのところ、PCの文脈を調べたり読んだりして、それ自体がどういう風に思われていて我々がどういう動きをしなければならないのかを考えている。もしも「それって差別だよ」と言われても、意識的に行われている悪意もそうだが無意識下で行われているものが最も強い差別なので気付かない場合が多いと思う。世に出すものに対しては、様々な年齢や性別、これからは日本であっても人種や宗教に配慮する必要が出てくるのだろう。