マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

好きな人の夢を見てもいいじゃない

夢を見る。

 僕は好きな女の子の夢を見る。助平な奴だと罵って構わないが、そこまでエッチな夢でもなく、ただ、その子と一緒に何かファンタジーしているだけの夢だ。それは僕が現在付き合っている彼女ではない。彼女とはもう10年近い付き合いになるのだけれど、ほとんど夢に出て来ることはなかった。この3000日くらいで1回か、2回かその程度しか出ていないだろう。

 

 あるとき先輩から「夢に出て来る人はそのときに自分のことを想ってくれているんだよって昔の人は考えていたって古典で習ったよ」ととてもロマンチックで素敵なことを言われ、ああ、それいいな。そういうことにしよう。うんうん。と思うのだけれど、今のところはどう考えても逆なんだよなぁ。じゃあ逆なのかというと、まぁそれはそれで現実に沿っているから安心安全なんだけど、やっぱり夢なんだから現実にそぐわないことがたくさん起こって欲しいから、逆でもいいなぁなんて思ったりする。安心安全を取るよりも、今そうじゃないことを選んだ方が例えそれが妄想や夢や頭の中だけだとしても楽しいと思う。ひょっとしたら、これを書いている今が夢の国の向こう側からしてみれば夢なのかもしれないからね。