マレーグマの頭のなか

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伸ばされていく記憶

両親たちとの写真の共有に「みてね」を使っている。過去の写真がオススメとして出てくるが、昨日は10ヶ月前の我が子の写真がレコメンドされた。まだ一年も経ってないのに、こんな感じだったかなと不思議な感覚があった。今と比べると顔周りがぷくぷくしてて、二の腕もむちむちで、笑顔も今よりももっと無垢な感じ。確かに可愛い可愛いと愛でていた時期なのに、顔貌をもう忘れていた。1年前は前の住居に住んでいたし、ちょうど家を買うつもりだったけど銀行から融資が下りるか不安でふわふわしてた。逆に、応援している広島東洋カープが2016年に優勝したパレードに行ったのが6年前なのは、つい数年前に思える。写真を見るとそのときの感覚が思い起こされる。毎日可愛いと思いながら成長を見ている我が子の記憶は薄く伸ばされていく。髪の毛が伸びていつのまにか「長いな」と思うまでの間は、こんな感じだったかなとも思う。これが相対性理論なのか。