マレーグマの頭のなか

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ブレイブリーデフォルト2日記 最終日

 

おおよそ40時間ほど掛けてクリア。10日間くらい。初日にも書いたけれど、2021年にやるには辛いゲームかもしれない。直近にラスト・オブ・アスのようなゲームをしてしまったが故に、ブレイブリーデフォルトのシナリオには出来の悪さというか白け・気まずさのような硬直感を覚えてしまった。ネタバレが入ります。

 

結局ブレイブリーデフォルトならではのテーマが見えてこなかった。特に一貫性のあるテーマはない。普通の日本産RPGをやっている感覚。仮にあるとしても「諦めない」とか「仲間を信じる」とか古臭い既製品だろう。

こういうゲームは終盤になるに連れて飽きがくる。通常戦闘はほぼ決まったパズルになっていて、戦闘に入るたびに面倒臭さを感じる。こうなるともうラスボス手前でコントローラーを投げ出してしまうパターンだ。そのころはラスボスがどれくらい強いのか知りたい欲求がガソリンになる。その欲求は薄れてしまう可能性が高い。何故ならどうでもいいから。自分の人生の箸にも棒にもかからないから。クリアしたという充実感だけがあとに残る。以前ならそれでもよかった。

The Last of Usのような映画風ゲームは結末がどう終わるのかが気になるという自分が動かすクライマックスではないところをガソリンとしている。そして、ラスボスが強くない。最後が一番苦しく設定されていることが多いRPGと違って、ラストの方は「あ、これがラストだったのか」と呆気ないこともあるくらいに難度を上げていない。それはラストシーンに意味や本旨があるから。クリアして初めてテーマと充実感が同時に降り掛かってくるのだ。

 

途中から、それも10時間くらいで通常戦闘がかったるくなった。それは前作のブレイブリーデフォルト両方ともに言えることだが、1ターンで終わるようになる。僕の場合は、獣化を付けたキャラがブレイブ3回して横一文字斬りをする。戦闘後にXを2回押して全回復。これを繰り返すだけだった。偶然だがこれに気付いてから目をつぶってもいけるようになった。

そして更に途中から、経験値稼ぎはぶっ壊れる。隠しジョブであるブレイブのジョブのアビリティで、「黄泉送り」というレベル差が20あるモンスターを一瞬で倒すことができるアビリティがある。それのせいで、狩場でたった10分周っているだけでジョブがマスターになり、レベルは10ほど上がる。

これに気付いてしまったが故に、ラスボスは1ターンどころか主人公一人が戦っただけで吹き飛んでしまった。なんとも呆気ないというか…。とはいえ、このおかげでラスボスまで続けることができたのもないことはないのだが…。

 

このゲームはエンディングが3回見れます。というのもバッドエンドが2回あり、それを覆すために主人公パーティが奔走する仕掛けになってる。まぁ前作もパラレルワールドだったし、順当といえば順当なのだが、怒涛のバッドエンドに二回目はさすがに笑ってしまった。

 

2021年に僕がやるべきゲームはこういうのじゃないなーと思いつつ、割と脳みそ空っぽでできたのでたまにはいいかもしれない。