マレーグマの頭のなか

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ラスアス日記 五日目

 

トミー叔父さんに久しぶりに会った。ジョエルは叔父さんは家族ができていた故にエリーをファイアフライまで届けてくれなかった。まぁ分かる。子どもができた今なら分かる。何を優先すべきで、何を捨てるべきか。ジャクソンの水力発電所での生活を豊かにし、家族と生きていければそれでよい人生だという判断をした。人類の英雄になれるかどうかもわからないのに、安定を捨てることはとても難しい。

この世界、生き残ってる人が多いのもそうだが、盗賊が多すぎる気がする。感染爆発から20年も経っていて感染力も死亡率も高そうな病気なのに、まともな集落と盗賊の割合が半々かそれ以上に感じる。多いぞ。

トミーと別れて、血清を作っていると噂の東コロラド大学へ。UECの略字は、僕が通っていた電気通信大学のUniversity of Electronic and Communicationと同じだった。ジョエルが瀕死になる。なんというか、ずっとジョエルを動かしていた分だけ辛さが増す。多分ナラティブゲームと言われる所以は演者とプレイヤーの関係性の近さに起因しているように思える。映画だと一方的に出来事を見せられるため第三者の視点だが、ゲームだといろんな寄り道をさせていたためにキャラの言動や行動に追加して、自分の意志みたいなものが憑依している。運命は変わらないとしても、自分の手垢のようなものが感じられる。自由意志はなく全ては神の都合通りに僕らの人生が決められていたとしても、それぞれ決めたと信じていることは不変だというのと似ているような気がしないでもない(まだよく整理できてない)。

大学を脱出して、どこかの山へ。とりあえず、悪くなさそうなおじさんと共闘することになったところでおしまい。

 

実際にジャクソンには行ったことがあるが、あんな渓谷があるようには思えないなぁ。なんでやろと思っていたら、僕が行ったのはテネシー州のジャクソンで、こちらはワイオミング州のジャクソンだった。ワイオミングはロッキー山脈の北の方にある都市だった。府中が広島と東京にあるみたいなもんだ。

ちなみにRTA界隈では、四日目のヘンリーのパートについては「Fuck You Herny」と書かれていることもあるほどに嫌われているらしい。分からなくもない。