マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

僕だけのエモ

今朝は6時前に一旦目が覚め、犬の散歩に行くか悩んでた末、妻が起きてトイレに行った余波で僕も起きることにした。毎日寝る前に翌朝の気温を調べている。25℃を上回る前のタイミングで散歩に出ないと暑いのだ。気温は暑くなくても、時間によって陽射しがヤバい。もう熱いを通り越して痛いまで行く。たった20分程度の散歩ですら、首筋がヒリヒリしてくる。背中が真っ黒な飼い犬は熱を吸収して、人間どころではないくらい暑く感じるだろう。

はずみで起きて、6時前の町を歩く。この時間は得も言われぬエモさがある。エモいって言葉は好きじゃないけど、この感覚を他の語句で正確に表現するのが難しい。エモいが一番しっくりきてしまう自らの語彙のなさにがっかりするが、大学時代を思い出してただただエモいのだ。

このくらいの時間だとまだだいぶ涼しい。昨日の夜の時点での「朝7時で29℃」という予報を見ていたので、思ったよりかなり涼しくて散歩も楽しい。朝日が斜めからオレンジ色で差し込む。ビーグルがまるでシェパードだなと思えるほど犬の影が長い。自分の影と目が合う。

6時前に目が覚めていて、脳が動いているなんて大学生のときが経験上ほとんど。起きたのではなく、起き続けて寝ていないという状態。居酒屋バイトの夜勤とか、親友と二人でカラオケオールした日とか、友人の家で徹マンしてコンビニで朝ごはん買ったりした朝とか。そういう無駄だったと言い切れることしか思い出せない。これは誰にもわからない僕だけのエモだ。