マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

無題

 何か書かなくてはいけない。この焦燥感は、現実の耐え難い無生産の状態と時間が過ぎ去っていく謂わば大学生の夏休みを満喫しながらも銀行口座には毎月お金が一定額振り込まれているという奇妙な状態から抜け出したいということなのだろう。しかし書きたいことも、書くべきこともない。ただ頭に浮かぶ文字を、指を通じてキーをタイプしている。この状態はきっと白昼夢やドラッグに依存している状態に近い。24時間フワフワしている。朝起きて、意味もわからずに出勤し、夜寝る前になって初めて今日が終わることを知る。何かを書く、この無駄な足掻きが何の解決にもならないことは知っている。沼は足掻けば足掻くほどに深く沈み込んでいく。この沼から抜け出す術を知っている僕はそのカードを切らないただのマヌケだ。