マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

遠巻きに見るのは誰の視線か

ここ数ヶ月、何をするにもモチベーションが上がらなくて、職場にいても家に帰っても喫茶店に行っても友人たちに会ってもダメだった。ダメダメだった。何も進まないし、何かを進めようという気概が湧いてこない。やる気スイッチは物理的なものだったのか、はたまた精神的なものだったのかすら忘れてしまった。ひょっとしたら毎日毎晩違うところにあるからみんな見失ってしまうのではないか。昨日書いたものを読めば分かるけどもダメ。結局自分に向けて書いてた時点でダメ。この沈んだ気持ちをどうにかせんとなーとは思っているけど、この数ヶ月沈んでるんだから一朝一夕で浮上するわけがない。

とはいえ、昨日ちょっとしたことで浮上するような、気がした。ちょっとしたことは本当にちょっとしかしてないので、他人に言うのも恥ずかしいくらいちょっとなんだけども、ご飯を作りながら(さらに恥ずかしいのは作るとは言ってもほぼ出来合いのものなのだ)、シンクにシュッシュとスプレーを撒いて拭いて、キレイにしたらなんとなく心につっかえてたものが綻んだ。そこに何か打開策を見いだせた。捨てるべきものを捨て、キレイにするべきものをキレイにしようと決めた。書きながら今決めた。そう考えると家に帰ってやるべきことはたくさんある。PS4とPSVRを迎え入れるためにリビングをキレイにして、ソファはデカすぎるので処分しちゃって、ラグも2年経ってへたってきたから買い替えて、食器棚に掛ける薄手の布を探して、棚に乱雑に入れてしまってる本をちゃんとしまって、衣替えに備えて冬服をクリーニングに出して、カラーボックスを増やして服をしまって、首が痛いからちゃんと整体にいって、ついでに自分の頭に合った枕を買い替えて、ああ布団もきれいなのに取り替えたいな、ちょっとずつ学生時代から使ってるものを新しくしていこう。ずっと同じものを使い続けることは僕の中の美徳の一つだけれど、それが過去を演じているのかもしれない。大事にしなければいけないものと、使わないけど捨てられないものは違うから、それを切り分けて、部屋をキレイにしていこう。