マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

そこを曲がって、まっすぐいった先のポストの前

 

個性とはつまり相対的なものであり、他人との差異なわけで、ポジティブなものだけを個性と取り扱うことは間違っている。にもかかわらず、ネガティブなものを個性として扱うことは非常に少ない。レコメンドの結果で個々に差が出るわけもなく、診断コンテンツでは高い得点をしたものだけを見せびらかす。

 

インターネットやSNSができてから、周りの人間との同期がしやすくなった。同期のイメージとしてはiPodiTunesに繋いだときに、曲や映像の中身を相互にそっくりそのまま同じ状態に保つのを想像していただければよい。ヒトとヒトの間においてそれは完全な同期ではないが、同じ釜の飯を食べやすくなったと言ってもいいのかもしれない。同じ情報ソースを互いに見合い、同じくらいの意見の落とし所へ着地させる。

 

個々が違うという説が前提な世界において、いいね!というものは「お前と俺は違うけど、この点においては同感だぜ」的な意味合いを持つはずなのだが、いいね!をたくさん集めるものが優位性を持つ状況において、集客力のあるコンテンツは只のメインストリームでしかない。

 

個性を得ようとして、人気を得てしまったが先には個性ではなく没個性というよりも普遍的なものが待っている。個性的な人間があたかも人気であるような錯覚をしてしまった人が陥りやすい罠なのかもしれない。個性を得たがる人は、大体個性がなんであるかを忘れ、自分が本当に欲しいものがなんだったのかを見失った結果、人気と欲しかったものが錯綜して、筋の通らないことをしてしまっている。

 

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夏目アナウンサーと有吉が結婚しそうなの、めっちゃいいなぁというかベストカップルに思える。率直に羨ましい。でも、あ、あれだ。同じ名前を背負ってる藤井隆乙葉が結婚した時のあの感覚と似ている気がする。確かに羨ましいんだけど、嫉妬というよりも安心感というか良かったなぁと素直に祝福の言葉が出てくるような、あの感じ。ま、当人二人共結局全く知らないし接点もない人間だからかもしれないけどね。