マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

ソワソワとシトシト

 明日の奄美大島行きでソワソワしている。正直なところ仕事は何もせず、こういうことをして、じっと時が経っているのを待っていることが最も幸せを感じられる。期待を抱ける瞬間が絶頂で、期待値を越えようが越えまいが”その時”になってしまったら何故か自分をメタ視点で見て冷めてしまう。遠足の準備中が楽しいなんてよく引き合いに出される例えだけど、本当にその現象が起いる。結構どうしようもない。いつも何かつまんなさそうにしているわけじゃなくて、純粋に楽しめていない自分がすぐ側にいるもんだからしょうがない。天使と悪魔のような極端に振れる助言をしてくれるわけもなく、そこにずっと突っ立っているだけで、不愉快になる自分が自分の背中を見ている。

 憧れた人なんていうのも、ステージに立っているその人をアリーナから手を伸ばして、もう少しで届きそうな距離を感じてみれば、同じ人なんだと、ふと我に返って、夢中になっている自分に目を背けたくなる。

 本当は純粋に、何かに夢中になりたい。他に何も見えなくなってもいい。

 

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