マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

移動と定住

 

大切なことを書かなくても、いいかなとか思っている。今は吐けるだけ吐いちゃって、こないだノロウイルスにかかってしまったし。ノロウイルスは下痢止めは飲んじゃだめらしい。全部出さないと身体の中に溜めるとダメなんだって。

 

多分きっと今は余裕がなくて、何か感じ取る力すら薄れているような気がする。感受性の豊かさというのは様々な余裕がもたらす素晴らしい産物なのだと思う。金銭的余裕も精神的余裕も、はたまた時間的余裕さえなく、じゃあ今の僕にどんな余裕があるもんかと振り返ってみても、とくに思い浮かぶものはなく、なんとなくお昼ごはんを食べに一人で渋谷をぶらついているときに一瞬の余裕があるかなくらいなものだ。

人間は移動し続ける生き物だと思っていた。まぁ実際そんなことはないんだけど、遊牧民とかに憧れているフシがあるからかもしれない。でも、彼らも羊が食べても食べても亡くならないほどの草がある地を見つけたらそこに永住するに決まってる。好きで移動しているわけじゃなく、生きるために移動してるんだから。僕も好きで仕事場を変えたりしてる。今の僕がいるべき場所はどこなのか、草のたくさん生えている地を探している。定住するために地を変えている。そう考えると人間は植物みたいなもので、根を張ってじっくりと構える方が気持ち的には楽なのかななんて思ったり。でも飽きちゃうからたまには旅行とかいって自分の根っこを確かめることとかして。

 

僕の言う移動って、欲望ってことなんだろうか。無意識に出てきた比喩。欲望がなくなったら定住しつづけるのか、欲望はなくなることなんてあるか。よっしゃじゃあ頑張ろうか!みたいになるためにはどうすればええねんやろ。僕は僕のために何かをするのが苦手なみたいだ。