マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

建設的で、階層的で

 

工夫は技術のなさでもあり、それそのものが技術でもある。

 

―――

「最近こういうの多いけど気にしないで」

 

受け手がグラデーションのフィルタを掛けることが大事である。発信者がグラデーションを掛けてしまうとうまく伝わらないことが多い。ぼんやりと綺麗なことを並べてやればなんとなく分かった気にさせることはできるのだけれど、本当のことが分からないし、なにしろ何かに配慮した文章よりもつまらないものはない。ただ、二値化してしまうとボロが出てしまう可能性が明らかに高くなってしまう。しかし、だからこそ、受け手がグラデーションを掛けるべきなのではないか。どんな事象にも例外がある。人間は自分の観測範囲よりも外のことを解るはずがない。だからこそ、自分の観測範囲と照らし合わせる必要があるし、そこに色の幅が存在することを意識しなくてはならない。受けての土壌が悪いのに、発信者が増えるはずがない。今もどこかで自分が書いた文章が叩かれ炎上している。誰もが発信者になるためには見聞きした人々が受け入れ、咀嚼し、発信者を攻撃しないことが大事。