マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

木を見て森を見て

 

「くらやみのくも」

暗闇では周辺視で見ると、対象がよく見える。

というのは例えじゃなくて眼球の中心には光を感じる桿体細胞が少なくて、その周りの方が多いそうだ。逆に色を感じる錐体細胞が中心には多いらしい。だから、前述したことは本当のことなのだよワトソンくん。

しかし、あながち何かの例えには使えないとも言い切れない気がしていて。暗闇でまっすぐ何かを探すのって難しい気がするんですよ。例えば就活に悩んでいるとか、他にはまっさらな状態から企画を考えるとか、またあるときはとか、その実体はとか…。暗闇を移動しなけりゃいけない時って、なんとなくイメージだけど、ひざまずいて赤ちゃんの格好になってハイハイしながら移動するような気がしますね。子供帰りしてるような。五里霧中になっているときこそ、まっすぐに目標物を狙うのではなくて外堀から埋めていったり、周辺視を活用したり、もう一歩引いてみたり、高いところから見てみたり等々…。実際なんでもそうなんじゃあないですかね。

 

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「世界に一つだけの」

 

「人それぞれ」が当たり前だからこそ、自分の意見がどういうものであって、総体として考えてみた時にどう一般化したらいいのかを自分で作り出すことが大事だと思うんだよなぁ。それは主観的なものだから形骸化したくなる。そういうことをみんなで話し合うことがすごく楽しいし、思考・体験の整理になる。かといってそういう観点で物事を見るのは間違っていると言われても、そりゃそうかもしんないけど、じゃあそれでいいの?としかならないんだよなぁ。俺にとってはそれこそ思考停止で世界に一つだけの花ですよ。クソだってそこにあるだけで世界に一つだけのクソなんだよなぁ。花って言ってるだけで綺麗に見えるけど、クソだって唯一無二の可能性を捨てちゃダメだと思うんだよなぁ。