マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

自分に溺れる時

 

 

書くことがない。特に書くことは無いのだけれど、何か書いておかないと心が落ち着かないような気がして。僕はふと筆を止める、この場合で言えばキーボードを押すことを止めるのだけれど、そう止めると、落ち着くわけではない。エンジンがずーっと掛かりっぱなし、ドキドキ ドキドキ、アイドリング状態で落ち着かない気持ちが ぐるぐる ぐるぐる。これは何かに焦っているのだろうか。何に焦っている。将来に焦っているのだろうか。なんだろうなんだろう。こうやって自分を見つめ直すことで拍車が掛かっているんじゃないだろうか、自分自身を加速装置にしてビュンビュンぐるぐる回っている。止まらない。止めたい。一度止めておきたい。この何か吐露のようで口から吐いた血の塊のような文章は溶けずに排水口へ流れていき、いつか排水管を詰まらせて溢れた水に自分が溺れる時が来るのだろう。