失敗したことのない人はつまらない。という仮説は自分が実証している。
嗚呼、非常につまらない人間になってしまったと思っている。中学高校と成績優秀、スポーツもそこそこできる、音楽や芸術もひと通りかじれる、顔も普通 of 普通で彼女もずっといる。これで何が面白いのか。自分が失敗したことは「前期の受験に失敗したこと」と、「デザイナーの人にお前には興味もないし、向いてないよ」と言われたこと。ほら、興味出てきたでしょ。失敗は話題として成立するからさ。
「どこがどうつまらないの？」と詰められてとしても、それは自分には答えられない。何でって、そりゃあ自分でつまらないと思っている部分を列挙しても仕方ないからに決まってる。そんなのは他人に任せるなりするべきで、自分で行う必要はないよね。そんなことをしたら自分への信用が改善するのかって。むしろ、悪化するだけだろ。こういうことをブラック企業の新人研修会とかでやるんだろ？有り得ないよね、自己否定とか人間として愚か過ぎる。
それにしても何故、自分で自分のことをそう思うのかって理由はある。こいつは単純明快。こんな人間が隣にいても絶対ニヤリともしないと断言できるからだ。絶対こんなやつと話してても話題は盛り上がらない。面白くない。つまらなくはないかもしれないけど、面白くない。
僕の周りの人間は面白い。自分がしてない挫折や失敗を経験しているから。浪人留年就活大学生活失恋全部面白い。それを面白おかしく話してくれるからかもしれないし、人の失敗は蜜の味とも言うからかもしれないし、ただ単純に俺の性格が悪いからかもしれない。ははは。
今の学生達は失敗しようと行動することは少ないと思う。なんだか皆が皆攻略本を携えてゲームしてるみたいだ。就活でどーのとか、勉強でどーのとか。若いころの苦労は買ってでもしろってのは、売る側の話だ、みたいな逸話もあるかもしれないけど、してるやつとしてないやつじゃ単純に面白さが違うんだよね。そりゃあ君の面白いと感じるパラメータと俺が面白いと感じるパラメータは違うと思うけどさ、少なくとも好き勝手なことを苦労なくしてる奴は大抵つまんないよ。
あと、金を持ってない奴もつまんないね、俺のことだけど。あ、あとさ、俺、失敗はしてないけど、成功もしてないよ。だからつまんないんだけどね。
