マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

役所 vs 映画監督

 お役所系映画を二本見た。管理社会とかそういうのって、映画の製作者は気になって仕方ないのだろうか。自由人的な生き方をしている人たちにとって、書類での管理や事務的処理というものへの嫌悪感が募る原因はなんじゃらほい。確かに、役所に行ったら待たされるし、病院に行っても待たされるし、自分のスキルや設備が他のところでは賄えないところに出向くとイライラすることが多いね。ここじゃないと出来ないけどお高く止まって、こう時間取られるし、ああん!みたいな。

 でも、それに対して疑問を投げかける人間もたくさん居るってことが大事だ。それをどうにかしようってのが黒澤明監督の「生きる」の志村喬だったり、「未来世紀ブラジル」のサムだったりするわけだ。その生活に対するなんらかの疑問の種をばらまく仕事が映画監督ってもんなのかなぁ…。