マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

エレベーター

 適当に書き殴る。いつもそうだけど。

 エレベーターの前に鏡を置いたら、乗客の待ち時間でのストレスが減るという話は有名だ。エレベーター・エレベーターガール・乗客の中で、もっとも不確定要素が少ないものがエレベーターの動作、その次がエレベーターガール、最後に乗客。うーん、でも、やっぱり乗客のことを考えることが一番大事。それは、乗客がいないとエレベーターの存在する意味が無いから。乗客が満足してたら、システムは全く進化する必要はない気がする。

 システムを変えることは乗客にとって不安にならなければ何でも良いと思う。エレベーター風の個室に入れられて、目的の階に行けば、それでエレベーターとしての体は保たれていると思う。客が不安になったケースとして最近だと、マクドナルドのメニューを取り下げる変更があったが、あれは客の今までの注文のシステムを替えてしまい、そこでどうすればいいのか分からなくなるという恐怖、客と店員のコミュニケーションの行き違いが生じる。注文するときに「これとこれ」って頼んでた人は、どう頼めばいいのだろう。天井に近い位置にあるメニューに対して人差し指を向け「コレとコレ」と頼むのだろうか。その向きにあるものが、店員に把握できるのだろうか。

 話は変わるけど、最近は「鏡」に相当するものが必要なくなってきてると感じる。というのも、皆がみんな「暇をつぶすスキル」に長けてきたから。それは、スマートフォンの登場と普及によって、首を下に向けることで自分の好きなものがそこに表示されるようになり、待つことに対して楽になったから。精神的にタフになったわけでは決してないし、肉体的に待つことに強くなったわけじゃないので、しょうもない話だとは思うけど。物理的な行列に対しては間接的に寛容に、まあ、行列ができるものは増えても平気なんじゃないかなと。だから、逆にその間の為の何かを店側が作れば面白いのかなぁと思ったりも。