マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

タイマン

これはタイマンの勝負である。

勝敗を決するのが目的では決してないのだが、

何らかの意義を持ち帰るという勝負なのだと思う。

相手からどれだけ多くの意義を共有し、

自分のものにできるかどうかを競っている。

 

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寝付きが良い自分でも昨晩は寝付きが悪かった。

飯も食べずにコーヒーを飲んでしまった結果だろう。

 

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バスケットボールなんて部活動以来何年もしてないのに、未だに夢を見る。

試合で活躍していることが多いが、今日の夢は試合の前にチームのみんなと並んで座っていた。

中学校時代に部活の顧問でもない、当時でももう既に年のいった女性の社会の先生が、

総柄の南の島の空と海をプリントしたようなアロハシャツを着ていた。

 

それを見た僕は

「先生、ド派手なシャツやなぁ」

とみんなにも本人にも聞こえる声で言った。

 

先生は笑っていなしていたが、口が滑った僕は内心ヒヤヒヤしていた。

周りのみんなも笑ったりからかったりしていたものの、

事実、そういう発端を作ることがよくある僕は無意識レベルでの

どこまでがセーフでどこまでがアウトなのかを慎重に探っていたのだろうか。

話題を変えようと、後ろを振り返った瞬間に目が覚めた。

 

いつもより4℃低い設定温度で冷やされた部屋と、

多めに三枚掛けられたブランケットが僕の体温を支配していた。

いつもより湿度の感じる部屋で冷えた汗がブランケットに飲まれていった。