マレーグマの頭のなか

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家族旅行

箱根で家族旅行をした。兄家族はいなかったが一家揃って旅行なんて多分僕が小学生のとき以来、行ってないんじゃないだろうか。みんなで旅行するだなんて喜ばしいことなんだけども何をどうすればいいのか、なんとなくむず痒くて、どう喜べばいいのか、はしゃぐべきなのか、それともじっくりあの頃とは違って年老いた両親に寄り添うように歩いて行くべきなのか、こんがらがった気持ちは出発当日まで紐解けず、とはいえ結局旅行の最中でも結論は出なかったけど、本当に久方ぶりの ”家族” を楽しめたと思う。実家に帰ってゴロゴロするのとはワケが違う、ゆったりとした家族を満喫できた。

うちの家族は兄弟が6コずつ離れているので、末っ子の僕が6歳のとき長兄が大学に行って一人暮らしをするために出ていった。そして僕が中学に上がったときに姉が大学に行って一人暮らしをし、その代わりに地元の公務員になって帰ってきた。こんな風に家族5人が揃っていた時期が僕が6歳までの短い期間だけだった。年が離れていることもあって兄弟間で喧嘩なんてしないし、年をとったときの子だったので子育てに疲れたのか割と放任でやらしてもらってたこともあってひょっとしたら家族ごっこは他の家庭よりもしてこなかったかもしれない。けど、今回の旅行で家族の意識は深まったんじゃないかななんて勝手な想像をして、また年末に帰ることを楽しみにしている。