マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

インターネットの身分

親の感覚が質素になれば、子の感覚も質素になる。

 

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 身分の高い低いというものがなくなったが、”良い暮らしをしている”ことが身分を肩代わりし、”良い暮らし”というのが”暮らし方”にフォーカスされずに”モノ”に目がいくことで、お金・資本主義による身分が実質的に出来てしまった。ノブレス・オブリージを行うことで上流階級のモラルは保っていたけれど、そういう姿勢は代々受け継がれる遺伝子のようなものなので、成金しかいない現代では、残念なことにスタンダードから逸脱したり、ゴージャスに着飾ったり、普通はできないひんしゅくを買うことをし、最終的にお金で許されることがその上の人達の行動となっている。インターネットの出現で再度身分がリセットされたかと思えば、結局は精神的成金が物理的ではない上記の行動をするだけの空間に陥っている。