マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

桶屋は風を吹かす

 

 会社では壊し屋を目指している。もちろん修復もするけれど。いや、むしろ新しい風を入れていると言っても過言ではないので、風屋さんかもしれない、そういう意味では桶屋に近いのかもしれない。

 

 不満なのは空気だ。たった4ヶ月前に入ったばかりだけれど、今の会社の「嫌なもの」は段々と炙り出してきたつもりだ。そして、たった4ヶ月だからこそ、外様だからこそ、この「嫌なもの」をぶち壊せると信じて毎日働いている。僕の考えに賛同してくれる人も段々と増えてきているので、徐々に改善されていくだろう。

 僕が周りよりも冷え冷えして視点を高く見ているので「ココを変えたい」と相談していると、いつのまにか付いて来てくれていた。賛同者の増え方は、まるでコップに付着している水滴のようで、いつの間にか付いている。水滴に気付かなければ、これまたいつの間にか側面を辿ってツツーっと机に落ち、水滴の通った跡だけがそこにある。そうしてはイケないと、毎日水滴を拭って桶屋は儲けようと必死になっている。