「あなたが私達の会社に入った時に貢献できることはなんですか?」
とこう聞かれた。
僕は前職の企画やっていたので~…いや、そういうことじゃなくて、もっと輪に入った時に起こせるような化学変化はなんですか?ということだった。同じことを言うが技術的な、ビジネス的な貢献ではなくて、もっと衣食住に関わる、キミと一緒にやっていくとして、一緒に住むとして君はどんなメリットをもたらせるの?と聞かれた。2社しか受けていないが、これが最も返答に困った質問だった。
だいたいどんなことでも質問されたら、うーんと唸った後に「これこれこうだから~」などとペラペラと今までの経験に基づいた何かをしゃべっていたのだけれど、今回のコレはうーんと唸った後に結構時間が経っていたらしく別の話題に変えてもらった。
それは貢献って言葉に引っかかったから。
相手から、メールがきた。
「貢献できることは?」
やはり、これについて相手がすごく気になったのだろうと思う。僕もだんまりになってしまったわけだし。だから、こう、説明した。
その質問は非常に困ってしまいました。何故困ったのかというと、貢献ということは、相互にありがとうという気持ちが無ければそうではないのではないかと迷ってしまったからです。僕が貢献できると胸を張って言ってたとしても、相手が嬉しくなければそれは貢献ではないのではないのかと思いました。お互いに幸せになれるような道を模索することが自分が貢献できることなのではないかと思いました。すみません、答えにはなってないかもしれませんね。(以下本当に貢献できると思ったことを書く)
などと後のやりとりのメールで生意気に送ったところ、合格の旨をいただいた。僕が思うことをはっきりと言い切って、それをきちんと受け取ってくれたことに感謝している。こういうことをスラスラと言えるようになれたのはやっぱりブログのおかげだと思う。ブログという自分の過去の集積がインデックスされてなくても答えが出てくるようになっている。本当にわからないことでも、過去を覗けば書いてある。やっててよかったって、本当に思います。