「いつかのそのとき」
「そのとき」でないと無意味な情報というのがたくさんある。例えば、競馬の当たる馬の番号はレースが終了した後では全く意味のない数字の羅列になってしまう。それがレース直前であれば、それは大金を手にすることの出来る魔法の数字となる。たった数分で意味を持たなくなる情報はたくさんある。そういう情報の方がきっと世の中には多く、それのせいで人生が狂ったり好転したりする人ばかりなのだろうけれど。ただ、「そのとき」が来た後でさえ、「そのとき」が未だあるのではないかと待っていたり、そもそも「そのとき」に気づかなかった人ばかりだ。そういう人にもう手遅れなんだよと助言のつもりでささやいたとしても、聞く耳を持たず、拒絶されるばかりなのだ。そういうとき、僕は彼らの「そのとき」をわかってやれなかったと公開する。が、一度逃した「そのとき」が戻ってくることは、ほぼ、ない。
―――
つまらないから、つまんないって言うと、大人げないって言われるから
つまらないけど、ここをこうしたらいいんじゃない?って言うと、
本当はつまんないから上手くいってないってのが事実なのに、
事実をねじ曲げているから「ここをこうしても」うまくいかないのは、
当然だから、やっぱりつまんないって言うわ。
ただ、つまんないけど、面白いものだったらバンバンやってほしいんだけどね。