マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

自由度は面白さ

 

 

ホッチキスを、紙に対してまっすぐ留める人は、見た目が大事なひと。そうではなくて斜めに留める人は、折り曲げたときにどうなって欲しいかを考えるひと。どっちがどうというわけではなく、何も考えずに慣習に任せるひともいる。

 

電話番号を入力するフォームに対して、 数字のみ と書いてあることと、カッコやハイフンを入力しないで欲しいと書くのでは認知の差が出る。ま、そもそも入力後にデータベースに入れる時点でシステムの方で外すのが当たり前の処置なのだが。

 

昔、多かったバスカード(僕は広島県出身者なので電車よりもバスの方が身近である)のような磁気カードの中身を読むには、細くて狭いところを通して、読み取り機に接触させる必要があった。シュルっと入っていくカードのその様は割りと気持ちのよいものではあった。その読み取り機は今のSuicaのような非接触型ICカードとは違い、磁気カードを読み取るためだけの機械であった。

 

 

 

接触させるということは、幅の狭いことで、自由度と関わってくる。ただ、幅の狭さ故に、行為の気持ちよさを追求すればそれだけでいいのかもしれない。自由度が高いと、それだけで面白さが出て来る。