マレーグマの頭のなか

文章を 書くだけなら タダ

結婚と田舎のともだち 前編

 中学校の友人から電話があった。

 

 あれかあれか、宗教かマルチか!?と疑ってしまった自分が後悔するのにはさほど時間がかからなかった。ややや、友人を疑うわけじゃないんだけど、久々に連絡を取ってくる過去の友人というのは恐ろしいもので本当に宗教かマルチの勧誘くらいしか無いんですよ。むしろ何も用がないのに連絡するということに違和感を覚えるような年齢になってしまったという事なのかもしれないけれども……ね、やっぱり用心することも大事じゃん。というか何度かそういう貴重なお話をたまわっているもので。

 

…で、あれらしい。

 彼は先日結婚式に出たらしく、自分が結婚式に友達を呼ぶならば誰を呼ぶかという疑問にぶつかったらしい。そうか、そうか…。僕の世代もそろそろ結婚とか出てきたんだなぁと感慨深い。それで彼は現在、大学の後輩と付き合っているらしく、大学の友だちならば簡単に呼べるであろうが、中学、高校の友だちを呼ぶならば誰を呼ぶか。その問題点にぶち当たったそうだ。そして、そこに該当する友人として久々に声を聞きたくて僕に電話をくれたらしい。非常にありがたいことである。

 

後編へ続く